将来性のない三菱自動車

三菱自動車が論外と思うのは、1つは不正の本質よりもむしろ、それが上層部が管理
出来ていなかったとされる点。そしてもう一つは、そもそも技術力で劣り、勝負が
出来ない状況であったのを誤魔化すためにやった不正であることだ。
すなわちこの2点は、今後不正に対するコンプライアンスを強化するという対策を
立ち上げたとしても解決できるものではない。
言い換えれば本来、技術力で劣りとうの前に淘汰されているはずの組織が、三菱の
組織力と資金力でただ無意味に延命されていたということだ。


三菱自動車が事業を継続できるシナリオとしては全く別の日産あたりに軽自動車や
トラック部門を中心に買収されるくらいしかないだろう。また三菱財閥が資金を
出したところで延命処置にすぎないだろう。
にもかかわらず、何故か株価は思ったより下がらない。これが非常に不思議だ。
円高の進行、アベノミクスバブルの崩壊と言われても、まだまだ日本を含めた世界経済は
好調な枠組みの範囲内ということなのだろう。