自分は中日ドラゴンズのファンであることは先日も述べたとおりだが、
球場で騒いで応援するというタイプではない。
戦力を解析し、こうすべきだ、ああすべきだ、などと考えながらテレビを見るのが面白い。
「次は外角低めに落ちる球だー」とか言いながら見る。
そして、投手がそこへ投げて打者が見事三振すると快感を感じ、
ニタニタとほくそ笑むわけだ。
逆に、自分が思っていないボールを投げて打たれてしまうと、
投手や谷繁（中日の捕手）を「アホー、なんでその球なんだー」と罵倒する。
それがまた面白い。
去年プロ野球界は近鉄オリックスの合併問題に起因して大揺れとなった。
そのことはまたいずれ書きたいと思う。
考えなくてならない問題の１つに、プロ野球選手の年俸が高いのか安いのかがある。
中日でも現在、福留が揉めている。
「年俸２億では少ない。もっと４番打者の評価をしろ」というのが、福留の主張だ。
しかし、中日は今季４番打者として横浜を退団したタイロン・ウッズを取っている。
これは去年の福留４番が不十分だったことを端的に示している。
福留は長距離打者ではないし、これまでの育成方針から考えても３番が適任だろう。
本人もそれは分かっているはずだ。福留の主張には合理性がないように感じる。
労働者として年俸つり上げを狙うのは当たり前のことであるが、
夢を売る商売といわれるプロ野球だ。
我々が年俸でゴネる選手を目の当たりにするのは、決して愉快なことではない。
