病院のアメニティー

病院内では医療機器の誤動作防止などの理由により、携帯電話や電子機器の使用が禁止
されていることが多い。
最もらしい理由だが、持ち込み禁止以前に電磁波シールドを工夫するなど、もう少し
なんとかならないものかと思う。


今回の自分の入院の場合、期間がそれ程長いわけでなかったからさほど問題なかったが、
もしこの生活が何ヶ月も続いたら、病気との闘い以前に生きる意欲そのものが無くなりそう
なくらい、退屈な時間を余儀なく過ごさされるのだ。
携帯電話やパソコンが使用できないことで、外部社会とも完全に遮断される。
落ちこぼれた自分を痛感し、そこに取り残されるような気持ちになるのだ。


治療で感じた疑問もネットで調べる事ができないし、貰った薬を写真に撮って記録しておく
こともできない(そんなことする人は自分くらいか・・・)。
客観的判断の手助け、自分自身の中での納得といったものを支援するものがないのだ。


患者は入院・病気治療というストレスの中で過ごしている、これら精神的側面からの
サポートが現代の病院には足りないのではないかと感じた。病院内にインターネットができる
談話室があっても良いし、治療とは別にくつろげる場所が必要に感じる。


こういった総合環境の如何によって、治療成果も影響を受けることは十分考えられる。