JR西日本列車脱線事故のその後

JR西日本列車脱線事故の件は、その後もニュースを賑わい続けさせている。
事故当時、脱線電車にJR西日本の運転手が乗り合わせていたにもかかわらず、人命救助せず、
出勤していたことや、事故当日ボーリング大会が予定通り開かれていたことなど、JR西日本
危機管理、状況判断の甘さが厳しく追及されている論調が多い。


まあ、悪いことをした団体がその後、マスコミのターゲットとなり色々なことが叩かれるのは
珍しいことではない。
元々どの集団だって、叩けばホコリが出る物を、さもJR西日本のみが問題だと扱う
マスコミの報道の仕方はどうかとも思う。
ニュースを見る際にはそのことも念頭に置いていないとダメだろう。


今回の事故の反省は必ずしもJR西日本のみのことではなく、もっと広い交通安全や安全の
システム化推進等を進めていく必要性を考えるべきことなのだと思う。


それから、置き石の問題も結構ニュースになっている。元々ある程度あったことなのか、
それとも、ただ単にニュースとして取り上げられるようになっただけなのか、我々一般人には
そのらへんが把握しきれない。我々が知ることができるのはニュースというフィルターを
通した結果でしかないのだ。


ただ、ニュースで話題になればなるほど、下記の記事のようなアホな人間も出てくる。
http://www.asahi.com/national/update/0504/TKY200505040079.html?t5
尼崎市列車事故をニュースで見て、自分も世間を騒がす大きな仕事をしようと思った」とのことだ。
自分もサイエンティストとして世間を騒がす大きな仕事はしたいが、こういう意味での
「騒がせ」は全く理解できない。