プロ野球の解説と放送

初のセパ交流戦
我が中日ドラゴンズオリックスとの3連戦だった。
セリーグダントツ首位とパリーグ5位の戦い。普通に考えると楽勝で、警戒するのは
ヤワラちゃんの旦那(谷)くらいとの評判もあった。
しかし自分は4番打者を出場停止で欠くということで、始まる前からイヤな予感はしていたのだが、
実に危なかった。
最も勝ちが期待できる川上・山井で負けた。しかも相手投手はほとんど無名に近い外国人。
今日は6イニングス目から岡本・岩瀬を投入するなりふり構わぬ継投で、なんとか勝った。
3連敗という最悪のシナリオにならなくて良かったと安心している。


今日はプロ野球解説者の解説について述べてみたい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050504-00000011-nks-ent
3日の中日ーヤクルト戦でNHKの野球中継にゲスト出演した俳優森山周一郎(70)が
「中日が優勝すると不吉なことが起きる」との趣旨の発言したことや、積極的なトーク
展開したため「しゃべりすぎ」「うるさい」などの批判・抗議が多く寄せられた。
残念ながら自分はこの中継を見ておらず、森山御大の解説?を聞き損ねてしまったのだが、
後でネットで知る限りかなりマニアックで、ある意味面白かったという意見も多かった。
もちろん中日よりのトークでヤクルトファンからすれば腹が立つものであっただろうから、
NHKで放送されるには不適であろうとは思った。


さてプロ野球の解説者の解説を聞いていると、はっきりいって解説になっていない人が
多数いる。こいつの解説は正しいと思えない・当たり前のことしか言わない・聞いても
しょうがないと思えるような解説者が多数いるのだ。
プロ野球をテレビ(映像)で見る時、実況・解説の必要性を考えてみる。
実況は客観的に投げたボール・打者の打球の説明をしてくれればよい。
解説者は選手の調子や戦略の予想、技術論などを話してくれれば良いと思っている。
変な自分びいきの選手に偏重した話は聞いていても納得出来ないし、自分の選手時代の
栄光などどうでもよい。選手時代に有名選手だった人がそのまま解説者になる例が多いが、
その人の選手時代の成績は解説能力とは全然関係がないのだ。


今日の仙台フルキャストスタジアムでの楽天ー巨人戦のテレビ中継。
テレビ朝日系列で放送されたのだが、違和感を感じた人は多かったのではないか。
解説者が東尾修栗山英樹村田真一大塚光二と4人もいた。
どうして解説者が4人も必要かと思う。それぞれの解説者がプロとしてやっているなら
4人も集められたらイヤだろう。「自分一人で一通りの解説はできるよ」と思うのが、普通だと思う。
結局この4人は解説者として集められているのではなく、あくまでゲストでしかないのでは
ないかと感じる。
案の定、言っていることが収拾付かなかったように感じた。
特に東尾の解説は内容が分かりにくいのに加え、発声自体特有の鼻声で、言葉としても聞き
取りにくい。これでは解説者としては全然ダメだろう。
中学・高校の放送部の部員がやるような発声練習がまず必要なのではと思えてしまう。


テレビ朝日は何年か前のオールスターで西武の松阪投手に注目するあまり、彼の降板後
試合中なのにかかわらず、試合中継をそっちのけで松阪のインタビューを長々と放送し、
大批判を受けた。
その時の放送を見ていたが、その時感じた不快感をまた今日感じたという気持ちだ。
放送の途中でVTR再生前に入る投球動作のアニメーションも鬱陶しく、時間的に無駄な
だけだ。この時間ロスのため実際のプレーの映像を流し損ねた局面が多々あった。
もう少し、プロ野球放送はどうあるべきかテレビ朝日は考えてもらいたいものだ。