報道者の嘘

TBSの公式ホームページ(HP)のコラムに盗用があったことがニュースに出ていた。
TBSは読売新聞に謝罪し、コラムを削除してHP上におわびを掲載した。
http://www.asahi.com/national/update/0511/TKY200505110010.html?t5
筆者は外部委託のフリーライターですでに契約を打ち切ったとのことだった。
これが10日の話。
元々コラム「DUGOUT(ダッグアウト)」は編集長が書くというコーナーであるので、
外部委託のフリーライターと聞いた時、自分は腹が立った。
いわゆるゴーストライターだ。こんなことがまかり通っているのかと思ったわけだ。
しかも、その件についてはどこのニュースも触れていない。無批判なのだ。


次の日になって実は盗用は17件もあり、しかも前日に公表された筆者に関する情報は、
全くのデタラメでTBSの編成制作本部スポーツ局企画渉外部の担当部長がやったことと
いうことだ。
外部委託のフリーライターがやったことにしたいと打ち合わせされていたらしい。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050511i214.htm
嘘が2重になっているわけだ。
「記事の盗用というあるまじきことを繰り返し行い、しかも当初は、自らの責任を転嫁する
虚偽の説明を行っていたことは、誠に遺憾なことで、今後、厳正に対処する」とのことだ。
これでこの話は終わりってことだろうか。


JR西日本の件で、報道陣が厳しくJRの社長を非難している記者会見を見る。
自分はそれを見ていて、お前らがそんな偉そうなこと言えるのかと思っていたのだが、
身内の人間にはマスコミ人もこんな程度だ。


追記
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050512i216.htm
さらに18本見つかり全部で35件(上記読売の記事の表題数値も間違っている)だそうだ。