ゴミ処理問題

自分は前からどうしてこうなったのか疑問に思えてしょうがないことがある。
いわゆるゴミ処理時の排出者負担だ。


最近は何処の自治体もゴミを捨てる時には厳しい分別を要求し、しかも各自治体が指定した
ゴミ袋に入れないと処理してくれないようになっている。
ノーマナーな人もいるせいか、何故か町内会の人々がゴミ捨て回収日の回収場所に見張りまで
している。
自分は経験ないが、職場のある人は分別外の物を入れたところ、自宅の玄関までゴミが
戻ってきたそうだ。「お前中身みたんかい〜」とその人は怒っていた。
むろん、分別を守らないのはいけないことだが、中身を見ることの正当化には繋がらない。
個人情報うんぬんうるさくなってきたご時世、こういったことでご近所仲が悪くなるのは
極めてくだらないことだ。


そもそも、ゴミ袋を透明化するに当たってそういった問題が議論され無さ過ぎたように思える。
一部の変態さん達にとっては「ゴミは宝」だそうだ。なぜだかはご想像にお任せしよう。


話を戻そう。各自治体が指定したゴミ袋に入れないとダメにしたのは、そのゴミ袋の価格に
ゴミ処理にかかる経費を上乗せするためだ。
もう一つはお金を取ることで、ゴミの減量化を推進させる狙いだ。
今はスーパーの買い物袋も指定にしてあることが多い。これは業界が肩代わり負担している
ためだが、ゴミ減量化の意図に反するため、これらの価格も利用者負担にするように
変更される方向で動いている。
むろん、ゴミ減量化はするべきだと思うが、そもそもゴミ処理とは市町村などの地方公共団体が、
おこなうものであり、我々はそのために住民税を払わされているのだ。
ゴミ処理料は住民税(地方税)の中の民生費予算から捻出されるべきものなはずなのに、
なぜ追加の負担を強いられるようになったのか。財源が乏しい地方公共団体なら話は理解
出来なくもないが、豊田市を始め、自分の住む三河地区の財源は潤っている。
分別管理のため町内会が「働かされている」ものおかしな話だ。


ゴミ減量化とゴミ処理経費。どこかで議論がすり替えられている。