郵政民営化法案参議院で否決

あーあ。なんと馬鹿げた展開か。
郵政民営化法案が8日午後の参院本会議で採決され、自民党から22人の反対、8人の欠席棄権で
結局17票差で否決だ。
http://www.asahi.com/politics/update/0808/007.html
何度も言っているように郵政法案は小泉政権の真骨頂。今更これを否決するならなぜ小泉を
総理大臣に持ち上げたと言いたい。これで郵政に限らず改革路線が頓挫し、日本の財政、
ひいては日本経済が暗黒時代に突入するのではないかと危惧する。
もっと歳出を減らさないと赤字国債は増える一方だ。今は低金利だから何とかなっているが、
これで長期金利が上昇したら、もはや日本財政は首が回らなくなる状態なのだ。
本当にまずい。


今回、小泉が参議院の採択結果によって衆議院を解散させるという、2院制の根幹を揺るがせる
荒技を用いた。まさにこれは問題だろう。その反発がどの程度郵政法案の否決に繋がったかは
評価が難しいが、根幹を揺るがすことだからこそ、これを悪しき前例にすることなく
なんとか可決してほしかった。


これで将来、憲法改正などでも参議院で否決されたら衆議院を解散するぞーとなってしまうのだ。


これら2点のみをとっても、今回の否決は日本の将来に取ってかなり悪い方向に舵を切って
しまったと思っている。