1.5ゲーム差

どうもドラゴンズもバブルははじけた状態と言って良いだろう。
阪神との直接対決の3連戦は1勝2敗。初戦のもらい物の勝利を考えなければ、まさかの
3連敗という展開もなくはなかった。やはり直接対決すると感じるがドラゴンズは勝負弱い。
ここぞというところではダメで、どうでも良いところでは良い結果なのだ。
今後ますますプレッシャーのかかる場面が増える中、客観的に考えるとドラゴンズ側が
ちょっと厳しいかなと感じる。
それでも落合監督の余裕たっぷりのコメントはなかなか心強くも感じるのだ。


今のドラゴンズの戦力を考察すると、やはりなんと言ってもタイロンウッズがよく打っている。
しかし、投手陣はダメダメで、先発投手が全然勝ててないし、失点も多い。
中継ぎのエース岡本が登録抹消。長引くようだと、かなり厳しそうだ。
とりあえず全日程の約70%を消化、残り30%だ。ここが正念場だろう。


ところで、ドラゴンズの元監督の星野仙一氏が巨人の監督になるかという話が出ている。
個人的には冗談じゃないと言いたい。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20050811&a=20050811-00000032-nks-spo
星野は元々ドラフトで巨人入りすることが内定していたのを巨人の裏切りで入れなかった。
その恨みが巨人戦での「燃える男」としてのモチベーションを生んだわけだ。
解説者時代にも、ドラゴンズの監督時代にも巨人のやり方を批判的にとらえていた。
阪神の監督になることに対し、ドラゴンズファンとしては面白くなかったが、それでもまあ
阪神ならいいかとも思えた。しかし、阪神の監督になっての言動が納得できない。
亡き妻との「名古屋ドームでの胴上げの約束」を、むりやり阪神での胴上げにすり替え。
妻との約束は、あなたを育て、お世話になった中日ドラゴンズに、恩返しするための
胴上げであり、阪神や巨人の監督で胴上げしても、妻との美談にはならないはずだ。
この節操のなさが腹に立った。


もし、ここで巨人の監督を引き受けたとするなら、これまで巨人のやり方を批判していた
姿と全く矛盾する。さらにそこで「美談」を持ち出したら、いい加減にしろと言いたい。
阪神からしても1年ごとの契約だったとはいえ、シニアディレクターの立場である人間を
奪われることになるわけで、これは落合、広沢、江藤等々、各チームの4番バッタのほっぺを
札束で叩いて、奪っていた構図を同じ事だ。
自らこのような巨人のやり方に賛同するわけもないはずで、当然お断りすることになること
を期待している。監督候補の原との関係もあり、原がやればよいじゃないかとなるとは思うが。
いずれにせよ、ちょっと注目している。ここで都合の良い理由を上げて、巨人の監督をやるー
なんて事になったら、それこそあの世の亡き妻は泣くのではないか。