暗証番号

全国銀行協会が預金者保護法が成立したのを受けて、保証ルールを公表した。
銀行業界のリスク管理とも言えるのだろう。預金者側の過失により、保証がされないケース
および減額されるケースをあらかじめ明確に言っておこうということだと思っている。
キャッシュカードに暗唱番号を記入していた場合は、全く保証されない。
また、誕生日や電話番号などを暗証番号にしていて、それらの記入してあるものとカードを
同様に携帯・保管していた場合は減額などがその骨子だ。
まあ、銀行側としては当然の行為であろう。


しかしながら、預金者側からすればそうは言ってもというところもある。
暗証番号が必要なものはどんどん増えている。
自分に関しても、郵便局、給料が振り込まれる銀行、その他の銀行(ネット銀行も)などで、
すでに4つあるし、証券会社やネット上の通販サイト、さらにはこのはてなのパスワードや
各企業の会員サイトのパスワード等を含めて考えると、どこかに暗証番号を控えておくか、
どこも似たような番号かあるいはその組み合わせにせざるを得ないのではないかと思う。
これらの暗証番号やパスワードは年を取るほど忘れるだろうし、勘違いしてエラーを繰り返し、
口座を凍結されてしまうケースを自分も経験している。

そんな中で、東京三菱フィナンシャル銀行が取り入れている、個人認証システムのような
ものが今後必須になると思っている。現在多くの銀行は、それらの設備投資に時間が
かかっているのであろうが、早急さを要求されることであることは間違いないだろう。