平成電電の破綻

「CHOKKA」の商標で知られた、平成電電が破綻。はっきりいって契約者が少ないのは
明らかだったし、破綻かどこかに吸収というのは目に見えていたのだが・・・


出資金の返還が困難になるのは間違いないと思うが、結構ここにきて騙されたと感じている
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000012-maip-soci
人も多いようだ。
あまり厳しいことを書くのもなんだが、そもそも配当年8%(しかも後に年10%に変更)と
いうのは、それだけまともには資金調達できない財務状況や将来性だということだ。
さらに高配当に変更されたのは配当8%でも十分な資金調達ができなかった結果だ。
にもかかわらずこれに老後の資産のほとんどをつぎ込んでいた人がいるというのは、はっきり言って
アホだと思うし、自己責任論を語らないわけにはいかないと感じる。


南アフリカ国債の年利が同じくらいだったと記憶している。国民の1/3近くがエイズ感染者
と言われる地域の国だ。


自分も投資家の端くれとして感じるのは、日々の研究とリスク管理の重要さだ。
金を出しておいてあとは何もしないでも、貯金が増えていくなんて夢物語は、よほどの経済
成長かインフレの時しかありえない。
金利に文句を言う人もいるかもしれないが、そこらへんは時代が変わったと頭の切り替えが
必要なことだろうと思っている。