喫煙問題

3月13日に禁煙問題について書いている。
http://d.hatena.ne.jp/cell2005/20050313
最近喫煙に関して、2つニュースがあった。
まずJTが公表した喫煙率が29.2%という話。
http://www.asahi.com/life/update/1018/007.html
10391人の回答結果だが、前年度比−0.2%だそうだ。
男女別では男性は−1.1%。女性が+0.6%だそうだ。
調査結果の詳細は下記のサイト。
http://www.jti.co.jp/News/05/NR20051018/20051018.html
しかし、年齢別の喫煙率に関する情報はない。
若年層の喫煙率の変化がどうなっているかが重要で興味のあるところだ。
また女性の喫煙率が上昇に転じているようだが、良く考えて貰いたいものだ。


喫煙に関して止めたいけど止められないという人は多いだろう。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005101800026
たばこを吸うのは「ニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病」ということで、
「積極的禁煙治療を必要とする」と日本循環器学会など9学会の合同研究班が述べている。
ちょっと大きな病院などだと禁煙外来という科があり、禁煙に関する相談や「治療」を
行ってくれる。喫煙するとリラックスすると感じるのは、タバコの効用ではなく、
すでにニコチン中毒になっていて、禁断症状が和らぐに過ぎない。
喫煙は個人的にも社会的にもメリットがなく、もっと喫煙率が低下することが望ましい。


先日、出張で新幹線で東京へ。新幹線に乗るのが1年以上ぶりだったのだが、
相変わらず喫煙できる車両がある。新幹線ひかりの自由席は1−5両目だが、
このうち3、4両目が喫煙できる。
前にも書いたが、「喫煙車」に隣接する車両は十分タバコ臭い。
つまり2、5両目も「汚染」されてしまっているわけだ。
また、1両目は改札への連絡通路がある階段からもっとも遠く離れている。
このJRの設定は極めて腹立たしく感じる。本来これらの状況を考えると、仮に「喫煙車」を
設けるにしても1−2両目を当てるのが最適ではないか。


喫煙は個人の自由ではない。有害物質のまき散らしによる他人への迷惑や、喫煙者本人の
罹患率の上昇はそのまま公的保険の出費を増加させる。
JRにはもっと禁煙に積極的になって貰いたいと思う。