iPODとか

自分は人並みに音楽を聴く人間なのだが、基本的にはCDで聞くことが多い。
さすがにレコードを聞いたことは子供の頃だけで、その後レコードと縁のある世代ではないが、
テープカセット→CDの変遷は体験してきた世代と言えよう。テープはボリュームを上げれば
上げるほど、バックグラウンドの雑音が目立つし、テープそのものが時間とともに劣化し、
それに伴い音が伸びたりする。CDは変わらない音質なわけで、出た当初すばらしいと思った。


ソニーがMDなるものを出してきて、小型化はすばらしかったが、音が圧縮されているというのは
結局のことろ音質が劣化しているのだろうからCDよりダメだろうという先入観があった。
人の耳には聞き取れない音を削っているとのことだが、気持ち的に劣化した音というものが
あ、ダメなのだ。
実際、自分の耳が聞き分けれているかどうかは分からないが。


そして最近はiPODを中心としたメモリーを中心とした音楽デバイス、音の圧縮はいくらでも
できる。音質を低下させてしまったようなものはいくら曲がたくさん入るといってもダメだろう。
と思い、普及しないと予想していたのだが、これがこれが大普及しつつある。
これらは圧縮率を上げると、もうこれは気持ちの問題ではなく明らかに音質が低下してくる。
自分としてはそんな低下した音質の音楽を聴いていて納得できるのかなと思うが、
結局のところ一般人は音楽の音質なんてそれほど重要視していないのかなと感じるのだ。


アーティストによってバックグラウンドバンドの技量も異なる。コンピュータ音楽で終わらせて
しまっている人もいれば、歌を歌っている人より、有名な演奏家を使う人(販売会社が
決めているのかな)もいる。いずれにしても自分としては最高の曲を聴きたいものだ。
随所で手を抜くのは音楽作成者を芸術家に含むものと考えると、納得しがたいものがある。

音楽もネット配信だけにする時代になりつつあるということだ。
http://www.asahi.com/culture/update/1207/019.html


爆風スランプの曲に繊細さは必要ないかもしれないが、ミュージシャンとして「最高の音質」
へのこだわりはないのだろうかと疑問に感じる。むろんCD音質のまま配信すれば良いのだが。