みずほ証券のミス

みずほ証券ジェイコム株大量発注ミス事件。現状における様々な問題点を露呈した事件と言えよう。
客の1株を売ろうとしたとのことなので、おそらくミスをしたのは契約社員クラスの人間だろう。
こんなヒューマンエラーをそのまま通してしまうプログラム。低レベルとしか言いようがない。
また発行株数の42倍もの量が空売りできてしまうシステム。証券会社はこうやってこれまで株価を
操作することもできていたのかと感じる。
今回は結局プログラムそのものの不具合も露呈させ、本当、「日本の技術力大丈夫か」と言いたくなる。


結局91万2千円で「強制決済」とのことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000198-kyodo-bus_all
ストップ安の57万2千円で買った人は34万円の儲けである。ここまで高い値を付けなくても、
強制決済させれば良いと思うのだが、そうはいかないのだろうか。
今回4522株ゲットしたとされるアメリカのモルガン・スタンレー証券
単純計算でも15億円以上の利益だ。これだけの富が今回のミスで日本からアメリカに流れたのだ。
本当勿体ない。


今回の件でもっとも気の毒なのはいきなりのストップ安で持ち株を投げ売ってしまった人だろう。
この人たちも正当な売買判断を妨害された結果なわけだから、補償資格が無いわけではないようにも
思うが、現実は泣き寝入りなのだろうか。