比較ゲノム学

この1ヶ月あまりの懸案事項だった研究会での発表が、無事終了しました。
ここでも何度か書いてみましたが、自分としてはとても満足できない内容とはなりましたが、
とりあえず、ここまでの自分の実力でできることを発表したということだと思っています。
仕事を進める上で何事も期限(〆切)を設けてやることは極めて重要だと思っています。
そうしないと、だらだらと長々やってしまい、結局効率が下がってしまうからです。
今回の発表で何がまだ不十分かそれなりによく分かりました。今後はこれらをどう解決するか
にエネルギーをそそがなければなりません。


今日の表題の比較ゲノム学が今自分の興味あることの本題です。様々な生物種の全ゲノム
配列が決定し、ようは遺伝子の設計情報が「すべて」手に入ったわけです。これを元に
生物種間で比較して、それぞれの生物種で何が共通で何が違うのか解析し、そこから
生物学上の新知見を見いだしていこうとする研究分野です。さらなる発展の一助になるよう、
自分もがんばっていきたいと思うところです。


それとは別に研究室共通のテーマに関わる仕事も山積みになりつつあります。
以前書いたようにイネをメインテーマとしていますが、基礎研究を行うために実験材料と
しては極めて扱いにくい。軽口に不適なものだと言うのは問題なのでしょうが、扱っている
自分としては愚痴も溢したくなるくらい、研究しづらい材料です。
応用研究としてイネの研究は重要でしょうが、基礎研究の題材として何ができるか、よく考え
なくてはなりません。