事前評価の客観性

トリノの冬季五輪。もう日程も6割ほど消化した。にもかかわらず日本はまだ無メダル。
昔、水泳選手が批判していたが別に「メダルキチガイ」でないかぎり別に結果はどうでも
良いし、やはりオリンピックを含め、参加するまでの過程が重要なのだろうとは思う。
しかし事前に5個はメダルを取れるなどという前評判があったことと照らし合わせると、
誰がそんなことを言ったのかと突っ込みを入れたくなるのだ。


口先だけで調子の良いことを言うのは簡単である。しかし、実際の状況を見極め、可能性の
もっとも高いことを言及することは決して簡単な事ではない。ホリエモン問題もそうだったが、
マスコミを含めメディアにはそういうことが期待されているのではないか。


日本の場合、国家上げて1選手の育成に力を注ぐと言うわけではない。オリンピックなんて
国にとってはどうでも良いことだ。現状のままで問題ないと思う。しかし、ヨーロッパの
人口では日本の1/10程度の国の選手が活躍する状況を見ていると、日本ではやはり
こういう特定の競技種目にエネルギーを注ぎ込めるような土壌はないのだなと痛感するのだ。