未婚の理由

こんな記事が出ている。個人的にもこういう文面には興味が行くのだが・・・
http://www.asahi.com/life/update/0818/005.html
30〜40代の「結婚しない男」の未婚理由は「適当な相手がいなかった」が約3割。
「経済的なゆとりがなかった」が約2割、
その他、出会いのチャンスがない、理想の相手に巡り合わない、自由や気楽さを
失いたくない。
理由の項目が5項目あるのだが、肝心な理由が抜けているのではないかと思う。
適当な相手が見あたらないとか、出会いがないとか言うのは他者に原因があるような
言い方だが、自分を含め、「結婚しない男」の大半は、ずばり「女性に相手にされない」
からだろう。
それを出会いがないとか、経済的な問題だとか言い訳しているに過ぎないと思うのだ。
これは自分としては自虐的だがかなり自信がある意見だ。
もてる男性はほっておく女性がいないので、前述のような理由で結婚しないこと自体
なかなか難しいだろう。むろん少数そういう男性がいることは否定しない。


そもそも、生殖年齢層では男性の方が圧倒的に人口が多いし、生物学的に考えても、
雄側はとにかく自分の遺伝子を残そうとするし、雌側は優れた遺伝子を残そうとする。
加齢とともに出産でのリスクが高まる女性は、結婚そのものをしなくて良いと考える
のに対し、男性はそうはならない。
まあ、人間は動物ではないから、もっと高尚な思考もあるだろうが、平均的には生物
全般の行動パターンに集約すると考えて良いだろう。
よって男性は歳が進めば進むほど女性に相手にされなくなるのだ。もともと30−40
代で独身の男性は20代の頃にもそれほどもてなかったわけだろうから、ますます
厳しいわけだ。


もう1つの話題として、子供を作らない夫婦の理由にも経済的な理由を挙げる人が
多いが、これも単なるいいわけに過ぎないと思う。
本当に子供好きで子供がたくさんほしいと思う夫婦なら貧困でも貧乏子だくさんで
子供をたくさん作りたいだろう。そもそも生活水準は昔より高まっているわけで、
本当に貧困で子供も作れないなんて人はほとんどいないだろう。
ようは、ある一定レベルの生活水準を享受したい夫婦にとって、子供は邪魔にしか
ならないということなのだろう。
別にそれはかまわないことだが、生物学的には子供を作らないなら結婚する意味がない。
繰り返すが人間は動物ではないから、ここら辺はそれでかまわないのだが。
色々難しい問題だが、ここら辺は自分の生き方に付いても色々と考察できるテーマであるのだ。


それにしても今日は自虐的なネタでした。