2004年4月にJR品川駅のエスカレーターで女子高校生のスカートの中を手鏡で
のぞいて、逮捕された植草一秀氏。当時、野村総研上級テカガミストとか、
上級エロコノミストなどと揶揄されていた。
ワールドビジネスサテライトに頻繁に出演していたので、かなりの有名人だった。
このニュースは高学歴でエリートと言われる人でも、腹の中(頭の中と言った方が良いのか)は
何考えているか分からないものだなという印象だった。
その植草氏が今度は痴漢で逮捕だそうだ。
http://www.sanspo.com/sokuho/0914sokuho014.html
http://www.asahi.com/national/update/0914/TKY200609140208.html
前の事件では、結局自身は犯罪行為を認めなかったのも往生際が悪いが、
逆に認めなかったから次の就職先が簡単に見つかったのだろうか。
植草容疑者は今年4月、名古屋商科大学大学院マネジメント研究科の客員教授に就任。
このニュースを4月に知ったとき、これから大学は生き残りをかけた厳しい競争時代
だというのに、こんな人を雇い入れるなんて、なんてリスキーなことをする
大学なのだろうと信じられなかった。
名古屋商科大学は地元なので知っているが、いわゆる4流以下大学で、そんなところに
行くくらいなら高卒で就職した方がましだろうというレベルの大学だ。
結局、大学としてはこの採用は大失敗だった。アホなのは学生だけでなく、
教職員や理事もということなのだろう。
当人は今回は酔っぱらっていて覚えていないという作戦か。いずれにせよ、もう
救いの手は誰も差し伸べないだろう。芸能人で言えば田代まさしと同じようなパターンだろうか。
いわゆる性犯罪は再犯率が極めて高いという。遺伝的なものもあるのかもしれないし、
一度染みついてしまった欲望というものはそうは簡単には解除できないという
ことなのかもしれない。ここらへんはかなり解明することは難しい問題だろう。
過去に栄光があっても、その栄光を維持するのは誰でも極めて難しいことだが、
こうやって自ら栄光を消してしまうのは愚か極まりない。