我がドラゴンズ。現状は不安・不満いっぱいなのでふれないでおこう。
先日行われた高校生ドラフト。ドラゴンズは宿敵、巨人・阪神との抽選に見事
打ち勝ち（打ってないけど・・・）、地元愛工大名電の堂上の交渉権をゲットすることができた。
入団は確実で、後はうまく素質を生かして育て上げることができるかどうかだ。
中日は地元の高校生卒ルーキーをあまり生かせていない。特に打者は古くは藤王康晴の
醜態が記憶に残る。山崎武司とて、もっともっと大きな期待を受けていたはずだろう。
地元だと実力以上に騒がれ、天狗になって、腐っていってしまうのかもしれない。
しかし堂上の場合、父親が同じ中日ドラゴンズの投手だった人で、現在は寮長。
ここらへんの甘やかしはないものと期待できる。よって、この選手には本当に期待している。
単に打撃が良いというだけでなく、走攻守優れている所がよい。５年後あたりに井端の
後釜としてショートを狙える位置に来ることを期待したい。
３巡目の横浜高校の福田捕手も谷繁の後釜として期待できる逸材だろう。
高校生には逆指名権とかない。これは初めから分かっているルールだ。が、どういう
訳か、今回ソフトバンクと八重山商工大嶺祐太投手が前評判で相思相愛で決定的なように
話が出回った。ロッテの指名は何も問題ではなく、ドラフト制度を普通に利用したものだ。
それ以前になぜソフトバンクと大嶺投手が相思相愛と言われたのかが疑問だ。
おそらくソフトバンクによる情報操作だったのだろう。これで他の球団の指名を防ごう
と狙った訳だ。
で、よもやの横やりということで当人はショックを受けたわけだ。精神的に未熟な
高校生だ、これまで当然自分はソフトバンクに入れるものと信じ切っていただけに
ショックだっただろう。よって当人が会見でショックな姿を見せるのはしょうがない。
みっともないのは八重山商工の監督だろう。スカウトからの電話を着信拒否だとか。
本来、こういう大人が客観的にルールを理解させておかなくてはならない。
実際にソフトバンクに入れるかどうかは最後まで分からないよと言い続けなくてはならない。
ソフトバンク入りを確信していたため、社会人チームからの誘いはほとんど断っていた
とのことだが、あまりにも浅はかな判断だったのではないか。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060926&a=20060926-00000052-sph-spo
http://www.asahi.com/sports/update/0925/180.html
よく好きなチームに入れないことを職業選択の自由に反するという人がいるが、それは
間違っているだろう。プロ野球という職業につけるかどうか決まるのがドラフト会議だ。
普通の人間だって、選べるのは入社する会社までで、そこから先、どの部署でどういう
仕事をするかまでは本人の意志は叶えられるものではない。研究開発を希望したのに、
製造だったとか、ひどい場合は営業だったとか、いくらでも聞く話だ。
ＦＡでソフトバンクに移ることを励みに頑張ったら良い。
ここまで腹を立てている監督を見ると、ああダイエー時代と同じでソフトバンクは
色々とばらまいているんだな、成功報酬を取り損ねたなと勘ぐって見たくなる。
