日本テレビにぶち壊された優勝劇

我がドラゴンズ、産みの苦しみは長かったが、阪神タイガースが巨人に敗北した後は、
呪縛が解けたように打てた。今日の巨人戦、相変わらずここぞというところで当てに
ならないエース川上だったが、延長戦で圧勝。とりあえず、念願の1つ目である
リーグ制覇だ。良かった良かったといったところ。
次は日本一を目指してしっかり頑張って頂きたい。


さて、今日の試合に対するマスコミの対応は、大きな歴史の転換点だったと言えよう。
セリーグの優勝が決まる戦いで、ドラゴンズ地元である東海地区でさえ地上波テレビ
中継がなかった。事前からこの巨人戦は東海地区でも地上波の放送が難しいとは
言われていた。しかし、直前になればに放映権を持つ日本テレビ系列の中京テレビが
放映するだろうと思っていた。が、どうやら日本テレビが中京テレビによる独自放送に
対して、首を縦に振らなかったようだ。
色々憶測はあるが、NHK−BSやスカイパーフェクTVのG+との競合があった
ように思える。中京テレビも強く独自放送を要求したように見えない。
これから放送がデジタル化し、多チャンネル化した時に、地方の放送局がキー局の
放送を中継する必要はない。すなわち、地方局が生き残るには地元に根ざした放送が
必須に思われる。今回の中京テレビの経営判断は、今後の地元に根ざした放送という
観点で、大失態であったのではないかと感じた。
中京テレビに独自放送を許可しなかったのは読売の下請け虐めだったのではないか
との見方もある。娯楽が多様化し、コアなプロ野球ファンは地上波放送から離れた。
地上波では試合終了まで放送できないから当然といえる。地上波のプロ野球視聴率が
下がっているからと言って、プロ野球人気が低下したわけではない。減っているのは
なんとなく野球(この場合は巨人戦が中心ということになるわけだが)を見ていた
にわかファンだけだろう。
地上波を見る人間はにわかファンということなのだろうが、今日の放送自体を
放棄していては、プロ野球市場の広がりを期待することは難しいだろう。


プロ野球放送が今後変わっていく流れを感じた日であった。自分はNHKと契約する
気など全くないのでBSは選択肢にない。となるとスカイパフェクTVに加入する
ことになるのだろうか。少し考えてみたい。
しかし、日本テレビ固執して放送した番組が明石家さんまの実にくだらない番組。
こんなくだらないものを垂れ流すならまだプロ野球の方が・・・と思うのだが。