発足２カ月の安倍晋三内閣の支持率は５３％となり、前回調査から１４％もダウンとのことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061127-00000004-mai-pol
初めからこの政権を支持する人がこんなに多いこと自体が理解できないのだが、
すぐに状況がバレて来たということなのだろう。
元々安倍は何と言っても北朝鮮の拉致問題を政治利用して、評価を上げた政治家と言って良いだろう。
むろん、政治家なのだから政治利用できるものを利用してのし上がるのは当然で、
それが出来る政治家が優秀ともいえるのだろうか。
自分が何と言っても不満なのが、財政改革の中で、税収の確保が重要課題にもかかわらず、
企業減税などと言い出していること。
教育基本法改正、そして今日の郵政法案造反議員の復党問題だ。
http://www.asahi.com/politics/update/1127/004.html
なし崩し的にくだらないことばかり出して来てくれる。
今は景気が順調なので、社会的な不平不満は出にくいが、日本が抱える将来に向けての
不安は増すばかりだ。赤字国債の軽減と格差社会をどうすべきかの本格的な議論が
必要だろう。元々法人税は赤字企業にはかからない。すなわち、この減税でメリットが
あるのは常時大きな黒字のあるトヨタのような大企業だけだ。そんな税金が取れる
ところから税金を取らずしてどうするのか。企業減税するならベンチャー企業の研究
投資に対する優遇処置をより充実させた方がよほど良い。
