議員宿舎

マスコミの論調の中で納得できないのがこのようなもの。
http://www.sankei.co.jp/seiji/seikyoku/061221/skk061221004.htm
議員宿舎問題だ。
国会議事堂から徒歩約10分で地上28階建ての3LDK82平方メートルが
月々9万2000円。これは安すぎる、けしからん。というものだ。議員特権だとの
批判を表に出している。公務員宿舎問題も同じ。
しかし、各職業ごとにそれに適した住まいを準備するのは当たり前のことだ。
企業とて社員のために社宅を用意するところはいくらでもあるだろうし、アパートの
借り上げも多いだろう。そして、社員を住まわす時に、周囲の住居並の貸し賃を
要求するところなどないだろう。良い仕事をしてもらいたいために生活面での充足を
与えるための住居。どんな職だろうがそれを雇用者側が与えるのは当たり前だ。


議員・公務員・民間とて同じことだ。そういうことさえもできないような企業に
雇われている人から見れば腹立たしいことかもしれないが、雇用者としてやらなければ
ならないことを要求する方が先だろう。雇用条件は賃金だけではない。労働者が如何に
充足した気持ちで仕事をでき、人生に満足感を与えられるか、それが雇用者に求め
られるものの1つだ。議員を働かせるのは国。国が議員に充足感を持って、仕事に
励んでもらうための住居、何の問題もないのではないだろうか。問題はそこで、
国会中に寝ている議員や、出席しない議員をもっと避難するべきなのだと思う。