大納会

今日は金曜日で例年から1日繰り上がっての大納会。証券市場は午前中だけの取引で
正月休みに入るわけだ。
結局、今年の日経平均株価終値は17225.83円。去年の終値が16111.41円
だから6.9%のアップ。単純に100万投資していたら7万くらいブラスになる計算だ。
景気拡大期間はいざなぎ景気を超える。
年途中の最安値は6月14日の14045.53円。この時点で今後どうなるかに
注目ということをここに書いたと思うのだが、自分の今年の成果はなんというか
最低限の目標は達成出来たとは思うが、散々な出来だったと思う。1月のホリえもん
ショック。これは対して食らわなかったが、その後新興市場の銘柄はほとんど
株価低迷。これをまともに食らった。一部保有銘柄では買値の1/4ほどになってしまっている。
元々、損切りはよほどのことがない限りしないので、損失を確定してはいない。
しかしそういうのを含めると散々ということ。平均株価に中立な投資法なので株価が
上がったからといって儲かるわけではない。後半は逆に損する羽目に。


政府の方針が自分の予想とかなり違い振り回された。消費税上げの議論が遅すぎる。
来年の参議院選を見据えているのだ。好景気の今、議論せずしていつ消費税率を
上げれるのか。一部政治家には好調な税収を背景に税率を上げる必要はないのではと、
実に戯けた意見。犠牲になっている公務員給与の削減。結果的には公務員になる人材の
能力低下や志気低下を招き、将来の日本に悪影響を及ぼすことなど頭にないのだろう。
赤字国債とて、発行額が大幅削減されたというだけで、総額は増え続ける一方。
これは将来の返却額の負担になる。日銀に圧力をかけて金利上昇を防止するなど
アホなことをするのは論外だ。大企業減税や証券減税の延期は株価にとっては
ポジティブだろうが、自分のように平均株価に中立な取引法の人間にとっては
これは誤算。はっきりいってどうしてこうなるのか理解できない。単に来年の
選挙のためだとすると、これまでの政治家のやり方と全く同じ。日本がここまで
財政赤字をため込んだのは整備新幹線や地方道路など、田舎の利用価値の低い公共財を、
地元の自民党議員が票田を潤すために作った結果だろう。その付けを国民や公務員が
被らなくてはならないとは納得しがたい。


将来の日本の財政にとっても、政治家の責任というのは非常に重い。ちゃんと悪政の
責任はとってもらいたいものだ。