利上げか

明日からの日銀の金融政策決定会合。今回はいよいよ利上げが見込まれているのだが、
その前に政治家の鬱陶しいプレッシャーがけ。
経済政策を決めるのは日銀の仕事で政治家の仕事ではない。政治家は決まった予算
枠を駆使して、バランスの良い世の中を作る努力をするのが本職だ。
ここら辺は大きな誤解をしているのだろうか。確信犯だとしても、あまりにも酷いと
こいつ馬鹿かと思えてしまうのだが。
http://www.asahi.com/politics/update/0114/009.html


金利が上がって困るのは、借り入れの多い企業。一般国民では住宅ローンを変動金利
借りている人くらいだろう。無理な返済額を変動金利のローンで組むこと自体
愚かだと思うし、まあ自分のように貧しい人間は家も建てることもできず、ローンに
苦しむこともない。こういう人間にとっては金利が低いのは、単に預金利率が低くなる
デメリットしかない。
金利でもっとも損をしたのが年金で暮らしているお年寄り。利子所得で老後を送る
ことを考えていた人にとって、こんなはずではという想いが大きかっただろう。
少しでもそういう人の所得を増やすのが利子所得。景気回復とともに、金利を早く
せいぜい2%くらいまでは戻しておいておきたいものだ。


日銀もそうしておけば、再度の景気低迷に対し打つ手が多くなる。これは長期的な
意味でも日本のためになるだろう。
あとは如何に景気失速を引き起こさない、税制や政策を組めるか。政治家の腕の見せ
どころだろう。歳出削減のため自分を含め公務員系の人々は、この犠牲になっている。
昇給の時期だが、今年もほとんど昇給せず。これで3年連続ほぼ給与据え置き。
ただでさえ安く、年収換算で学生時代の同級生の半分というのも、珍しくない。