ミンチ肉偽装

雪印日本ハムでも偽装するくらいなのだから、中小の食品会社なんて何をやって
いるか分からないと以前から思っているのだが、食肉製造加工会社「ミートホープ」。
牛肉100%のミンチ肉に豚肉を混入させていた。もっと色々やっているだろうと
思っていたら、もう10年間もブランド鶏肉と偽っていたとのことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070623-00000305-yom-soci
詰めた肉について、田中社長は「古いことなので、入れた肉が国産か外国産なのか
覚えていない」とのことだが、どうせ安いタイか中国の鶏肉だろう。


コストを下げるための努力をすることは当然だと開き直りとも感じる発言までしている。
食の安全性について、別にどれも等しく高品質である必要はない。おいしくて、
トレーサビリティがしっかりしている食品は高くなり、品質や信頼性のないものは
安く販売される。それぞれの消費者が自分の判断でどっちかを選べばよいのだ。
重要なことはそれらの情報を、消費者が正しく認識できること。
よって、嘘の記載をすることは食品会社としては一発倒産してしかるべく大悪事
ということになるのだ。問題はこういう行為をした会社や経営社にどういう社会的な
ペナルティを与えるか。会社の倒産は当然にしても、経営者は社員を路頭に迷わす
ことになるわけだし、どう対処するのか。同様なことをする人が出ないようにする
ためにも見せしめは重要だ。
この社長には10年は豚箱に入って頂きたいと思うのだが、どの程度の刑事罰になるのだろうか。


生肉であれば牛肉に混じった他の肉を調べることは簡単だ。そういう検査を抜き打ちで
やることはないのだろうか。今度の対処について農水省はちゃんと議論すべきだろう。