サマータイム

また御手洗冨士夫が何かほざいているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000067-mai-bus_all
企業にとってサマータイム制が導入されれば電気代の節約や残業手当の節約が
できるということだろうが、経団連が指図することではない。


バイオ系のサイエンティストとしてはサマータイム制は導入すべきでないと考える。
これは生物の慨日リズムとの関連だ。生物の体は一定の周期で時間を刻んでいる。
正確には24時間ではないのだが、日の出、日の入による調整とともに、このリズムに
合わせて生存しているわけだ。
そして、我々人も同じ。その規則正しいリズムの元、人生を過ごしている。
さて、ここでサマータイム制の導入によって年に2回、1日が1時間ずれてしまう。
ここでどうなりうるか。健康な人間なら日の出、日の入りによる調整で難なく乗り越える
だろう。問題が老人や病人。容易にこれによって生活のリズムが乱されることが予想される。
これによる不経済をちゃんと評価した話をあまり聞かない。省エネとか企業にとって
都合の良い話ばかり全面に出されているが、人の健康にとってどういう懸念が考え
られるか、しっかり見なくてはならない。