辞任は「しょうがない」

久間章生防衛相がアメリカによる広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」と発言
した件。結局、辞任に追い込まれることになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070703-00000050-mai-pol
こういう問題は「生む機械」もそうだが、本来その人の持っている根底的な考え方が
出てしまう。むろん、言わないけど、心の中ではもっと問題なことを考えている閣僚は
いっぱいいるのだろう。しかし、言ったら最後である。
当然、こんな考えの人が今後の防衛相を勤めるとなれば、とても恐ろしいことだと思うし、
まさに反核の人々からすれば到底許される事ではないと言える。


今回はあっさり自ら辞任したわけだが、言うまでもなくこれは選挙が迫っている
から辞任するだけであって、本人も何で辞任しないとダメなのかーというのが本音だろう。
いや、この久間氏、アホだと思えるのは今回のこの辞任会見でも、「参院選への影響も
懸念して決めた」とはっきり言っている。まさに、選挙がなかったらこんな事では
辞めないよと言っているわけだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0703/TKY200707030259.html
こういうことは口にすべきことではないだろう。


今後は安倍総理任命責任になるのだろ。初めからこの政権を支持する人の率が
高かったのは自分としては理解しがたかったのだが、ようやく納得できる水準に
なってきたようだ。