してやったりの防衛官僚

小池防衛相が9月の組閣において続投望まないことを表明したとのことだ。
情報漏えいで防衛省内部で誰も責任をとっていないから自分がとのことだが、
突っ込むまでもなく、これは全く関係ない。就任以前の話だからだ。責任をとるべきは
守屋武昌次官というのが一般的な感覚か。


そもそも生え抜きの昇進となり、ちまたでは痛み分けとなっているが、どうみても
官僚側の勝ちだろう。そして、嫌気がさした小池は自ら継続したいと表明。
官僚側はざまーみろと喜んでいるのだろう。
むろん、いきなりやってきたトップの大臣が何の相談もなく、勝手に人事を
決められては困る。逆に長年同じ判断基準でその弊害が出始めている組織において、
新しい人材による斬新な試みは試すべきだ。
今回の件では、小池は官僚に対して、一番やってはいけないことをしたのだと思っている。
事前協議をしなかったというものだ。したところで決裂するかどうかはわからないが、
ここで小池は明確に人事権は私にある。と直接言えば良かったのだ。
深夜に携帯電話にというのはおかしいだろう。方針に関することはどんな組織でも
必ず直接言うべきだ。


今の自分の職場。まさにこの点が問題に感じる。大事な方針が密室で決まる。
そして、メールで指示が来たりする。議論するのが怖いのかなと感じる。