国立大学への天下り

以前、山形大学学長へ文部科学省のお偉いさんが天下りして問題になっていることを書いた。
最近になって文部科学省の出身者が65の国立大学の役員として天下りしている
ということが分かったとのことだ。
http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2007/10/08/20071008010001891.html
今日の中日新聞にも出ているが、国立大学法人の理事や監事のポストが新たな
天下りポストになっているのだ。
全国で87の国立大学法人があるとのことなので、この数は2/3以上である。


法人化後、自分らを含め一般教職員の待遇はますます悪化しているのに、
どうやら一部で逆に甘い汁を吸うことができるようになった連中がいるようだ。
天下り批判が叫ばれる中、このようなことがまかり通っていては、公務員改革にも
ならないだろう。
当たり前のことだが、改革という言葉が叫ばれるとき、結局もっとも改革が必要な
部分はちゃんと守られていて、政治的に一番弱い部分が改革の対象になり、改革した
という実績として語り継がれることになるものである。
マスコミはこういう部分をちゃんと見極め、問題提起をしてもらいたいものである。