あやしい効果

有機栽培向け「植物保護液」から無登録農薬成分が検出されたということだ。
http://www.asahi.com/national/update/1121/TKY200711210402.html
最近、熱帯魚を買い始めたことや園芸を趣味にしていると、ホームセンターや園芸店には
こういった明確な作用機構が分かってないけど、ぶっかけると何となく調子がよいと
いったものがかなりの数出回っている。作用機構を解明することは難しいだろうが、
問題なのは何が入っているのかほとんど書いていないということだ。


熱帯魚においても水をきれいにするとか、魚を保護するといった宣伝でたくさんの
商品がある。これらを入れた水は水替えなどで直接自分の手で触れるわけだし、
前述の保護液は散布された作物を食べるわけである。
これに何が入っているのか分からないと言った状態は問題なのではないだろうか。


効果が何となくあるというのは、当然それに起因する原因があるわけだが、悪意が
あれば、効果があって当たり前なものを混入させれば良いわけだ。単純には窒素肥料を
入れれば、散布した植物は当然緑色が濃くなる。決して葉の緑色が濃くなることが
良いことではないが、見た目としては効果があったとなるのだろう。


今回の販売会社は中国の製造会社に丸投げだったようだ。中国人なんて何するか
分からないという危機意識が全く欠如していたか、あるいは完全な確信犯だったのだろう。