船場吉兆問題。客が箸をつけてない料理は使い回していた。「それは食べ残しとは違う。」
この感覚がすべてを語っているのだろう。
客が箸をつけたかどうかなんて、結局のところ見ただけでは分からない。
箸をつけてないように見えても、つけているかもしれないし、箸をつけていなくても
料理を前にしゃべっていれば、唾も飛んでいるだろう。
そういったことを料理人が考えていたら、到底こんな食べ残し回収などできるわけがない。
少しでも安くして利益を上げることが要求されている、安売り多売のチェーン店での
話ならありそうだが、これが高級料亭（どんな世界かもしらないのだが・・・）であるとされる、
船場吉兆での話なのだから、呆れるとしか言いようがない。
早速、予約取り消しが相次いでいるとか。
民事再生法による再建を目指すとのことだったが、ブランドは地に落ちた。もはや
支援するところなどないだろう。もはや船場吉兆は消滅するしかないだろう。
