やはりばらまくのか

麻生政権が打ち出した景気対策のつもりの一般家庭へのばらまき。
いや選挙対策をかねての買収といえるだろうが、これが一律12000円。子供老人は
さらに8000円ということになりそうだ。
これで子供2人の4人家族なら6万4千円がばらまかれるということになるわけだ。


考えるまでもなく、こんなものは一過的な収入でしかあらず、これで景気刺激など
できるわけもない。全く愚か極まりない政策だ。
しかも、年収1500万円以上の人は辞退してねと「要望」をするそうなのだから
アホとしか言いようがない。
そもそも、年金記録もそうだが、各人の収入を国や地方は把握しているわけで、
なぜそういったものを利用しないのか、法律でできないのならもうこの方法は
あきらめるべきものではないのかと思うわけだ。


この支出は言うまでもなく将来の消費税上げに反映する。一方、日銀はひっそりと
利下げ。利下げすれば銀行の預金利率が下がり、なけなしの老後資産を銀行に預けて
いる老人から収入を奪う。0.2%利率が下がれば、100万円の預金に対して
2000円の減収となるわけだ。こういうことが着々と行われているのに、マスコミは
今回の政策に何ら反対を唱えない。
断言しよう。このばらまきは将来の日本経済にとってマイナスになる。するべきではない。