年度末

いよいよ年度末だ。
今年度は予想以上に色々と予算が配分され、それを如何に有効利用するかにほんと
精神をすり減らした。刻々変わる状況の中で、何が重要で何が重要でないか、
先を見ながら、一方確実に今を見ながら、そして自分のやれることと、他人の意見、
それらを総合的に判断して決めていくのはほんと大変だった。
大方、終わったわけだが、今となって見直すと、こうすれば良かったと思うところは
いくらでもあるし、もっとこの予算が流動的に来年度も使えれば、もっともっと
有効利用できるのに、と思うことばかりだ。


国の財政だからしょうがないが、こういった年度内決算の事務方針が如何に、研究の
進展を邪魔しているか、事務方はとくと考えた方が良いだろう。
こうして税金の無駄使いというのは、進められると思う。


先日、とある研究会に参加し、色々と話をする中で、これこれをやるためにこの機械を
購入しました。という話を数人から聞いた。しかし、自分から言わせるに、それを
やるなら、その機械じゃなく、別のでしょと思うものが多かったのだ。珍しく大きな
金の配分を受けた組織こそ、無駄に使ってしまう図式をこれまでも多く見てきた。
不景気でばらまきが随所でなされているんだなと感じた。
国家予算ももっと有効に使うことができないものか、非常に大きな問題意識を持っている。