京都教育大学の件

京都教育大学の件だが、結局、女性側が告訴を取り下げて、検察は不起訴を決めた。
これにより真相は闇に葬られてしまった。
容疑になっている罪は親告罪ではないので、告訴を取り下げても起訴は可能だが、
十分な証拠などを得るのが難しいと判断したのだろう。
裁判となると、女性側の負担が大きいのは言うまでもないが、大学の名誉など
様々な思惑が絡んで、結局、金で解決されたということだろう。教育の世界でよくあり
がちな話だと感じる。
今回の件、やはり教育大学の学生という、一般人以上の高い社会規範が求められる、
集団が正常な人間としての常識を持ち合わせていないということが一番問題だろう。
女性が合意したかどうかは、その意味で全く問題ではない。
事件を起こした人はもちろん、その後、加害者の弁護を主張した人らも、
http://www.kyokyo-u.ac.jp/KOUHOU/topics/13_gakuseityui.htm
その部分の観点が全く抜け落ちている。


教育大学での試験では頻繁にカンニングが行われていると聞く。それは他の大学でも
行われることなのだろうが、社会規範を持った人間が多ければ、そういうのは自ずと
告発され、少なくなるはずだ。
集団としての社会規範の崩壊を教育大学関係者は放置していないか。
そういう意味で、今回の京都教育大学の運営人の責任は重いと思う。今後どういう
対応がなされるかに注目したい。