遭難事故

大雪山系での遭難事故の件。
運動としての山登りというのは理解できるのだが、やはり過度にレジャー化した
ことで本来の山の怖さを知らない人が多かったということなのだろう。
これは山に限ることではなく、川や海でも同様だろう。
防寒具の不備や高齢による体力の問題は指摘されている。
しかしやはり一番の原因は企画した会社の方針そのものだろう。ガイド役も十分な
経験がある人は一人のみだった。何より、ガイド役がその企業に所属しているものという点、
これは予定変更すれば、その後の行程や交通の便もすべて変更となり、会社に損害が
生じることが分かるわけだ。それが頭にあれば、無理にでも行こうとなるのは
当然とも言える。
結局、そうしたあり方が今回とうとう、事故につながってしまったということなのだろう。
今後の捜査、あるいは裁判で責任を問うことにもなるのだろう。じっくり、その責任の
所在を確認していくことになるだろう。