梅雨明け

今年は気象庁も梅雨明けの判断タイミングが非常に難しいだろう。
関東地区はすでに宣言されたのだが、実際は先週の雨天時は一端梅雨前線が
南下しているので、これは訂正されることになるだろう。
とりあえず今の状態は、梅雨前線は北に上がっており、結果的に東海・関西地方も、
梅雨明けになりうる状態だ。
が、今年はオホーツクの高気圧の勢力が相対的に高く、これが引っ込まないと
自信を持った梅雨明けにはならない。宣言なく、終わる年もあるので、今年は
そのパターンになる可能性もある。冷夏が見込まれるが、作物、特にイネに影響がある
低温は、ほんの出穂・開花の一時期のみだ。夏の気温が全体的にどうかはあまり
重要でなく、この数日が冷えていないかが重要になる。受粉・受精に低温だと着果
しないのだ。地方にもよるが時期的には8月上旬。その時期に冷雨が降ると最悪だ。
その頃の気候条件が気になるところだ。


政権を取った民主党が、いきなりコメの不作に対する対応で、危機管理能力が試される
というシナリオも十分ありそうだ。