親の年収と子供の学力の関係

全国学力調査の結果を分析したところ、保護者の収入が多い家庭、教育支出が多い家庭
ほど子どもの成績がよくなる傾向があることが、文部科学省お茶の水女子大学に委託
した調査で確認された。とのこと。
http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY200908040419.html


こんなことは以前から言われていることではあるが、できることならもっともっと
深く調査すべきと思う。
親が金持ちな場合、色々な状況で子供が賢くなることが考えられる。
1.教育サービスの享受。
まず単純に幼少の頃から、ふんだんな教育サービズを受けられる点。
これは幼少の頃からという点が特に重要だろう。
2.家庭環境
金持ちな親ほど勉学に励んでおり、子供がそれに親しみやすい環境にあること。
本を読むことが特に学力の向上には重要と考えられる。家に本がある家庭かどうか、
パソコンがある家庭かどうか。こういう差は大きいものと考えられる。
3.遺伝的バックグラウンド
金持ちの親は元々賢い。賢い親の子供は遺伝的に賢い。
ヒトの学力において実際これがどの程度寄与しているものか。
上記3点の寄与率くらいは推察できるくらいの調査をしてもらいたい。


民主党子供手当。懸念されるのは貧乏子沢山で、十分な教育環境にない家庭での
子供が増える点。この場合、国は投資した税金がどの程度、国の貢献に反映されるか
不明なままだ。こういった調査が十分になされて、子供の学力向上のためには
こういう家庭環境が重要ですよという提案をすることが重要に上げられる。
子供手当を単にパチンコや競馬に使ってしまうような親もいるだろう。そういう親には
配分しないようなことは、事実上は不可能だが、国の意思としてはそういう家庭に
いくら子供手当をばらまいても有害無益であることは言うまでもないだろう。