世風を読み間違えたセリーグ

プロ野球の開幕時期に関してもめている。
自分的にはプロ野球が予定通り25日に開幕されてほしいところだ。社会への貢献の
仕方は色々あるわけで、そういう立場をも排除し、地震の被害にあった人もいるのだから、
喪に服すべきという意見には全く賛成はできない。
しかし今の関東地区、東北地区の電気事情を考えると、大量の電力を使い興行を行う
のはやはり厳しいだろう。
それをリーグのお偉方が把握して、そういう方向で進めば良かったのだろうが、
会合でセリーグは予定どおり開幕となってしまったから、ややこしいことになって
しまった。


色々なところから、その対応に対する非難、批判が相次ぎ、今日になっては
スポーツ管轄としてだと思うが、文部科学省日本野球機構協会に対する通知まで
出されることになってしまった。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/03/1303864.htm


通知はあくまでお願いであって、強制権はないだろうし、ましてや文部科学省
こういう通達を出せる権限があるのも知らなかった。
この通達の中身を読み、日本野球機構協会は大きな失敗をしたと感じたのではないか。
通達では「電力の安定供給が確保できるまでの間」とあるので、開幕を少し延期すれば
OKという程度の問題ではない。
開幕を急いだばかりに、却って厳しい状況に追い込まれてしまった。
この通達にどう対応するか見物であるが、ほんとに電力供給が安定するまで、
関東地区でやれないとなると、開幕したがった当事者と思われる読売は大打撃で
はないだろうか。
東京ドームでやれないなら、今シーズンはもうやらなくて良いなどと、ナベツネあたり
は言い出しそうにも感じる。
どう対応するかに注目しよう。